精神面のケア レメディーの選び方
レメディーは、感情レベルでの、ハッピーでない状態などに臨機応変に対応できるようになっています。
新しい家になれない猫、マーキング、人間恐怖症の犬、分離不安、無駄なきなど・・・。
適切なレメディーをあげれば自信、喜び、勇気、平静を取り戻します。
感情レベルのみで、身体症状に効果がないという意味ではありません。
ストレスがなく満ち足りて、心のバランスがとれた動物であれば、さらに心身共々健康になるのは自然なことですし、たとえ病気になっても、ストレスがたまってイライラして、バランスの崩れた動物よりも、ずっと早く快復するでしょう。
肉体レベルの問題が、回虫や骨折やジステンバーであっても疾患に応じた治療法と併用できます。
レメディーが治したりするわけではありませんが、気分をずっと良くして本来備わっている自然治癒力を高め、身体を真のあるべき健康な状態へと導いていきます。
あらゆる療法と併用できるため、このアプローチを表現するには、補完療法として、動物の心や感情のバランスの乱れを治すことができるのです。
併用している治療法の足を引っ張るようなことはありません。
足を引っ張るどころか、その療法の効果が最大限に活かせる様に後押しすると考えると良いでしょう。
心のレベルの問題を是非フラワーレメディーで解決して下さい。
「現代医学の医薬品の効果が見られないときに、効果を発揮することあります。
ブレナンは、動物の治療に現代医学の医薬品のもつ高価が見られない場合、動物のもつ問題の根源が、感情によるものであるかどうかを見るためにフラワーエッセンスの使用を勧められている。」
「フラワーエッセンスはまず動物が根底に潜めている感情の状態に働きかけ、たった一度の使用で目覚しい治療効果をもたらす」とブレナン女史は述べています。
自分自身 又は ペットにレメディーを使いたいと思ったら、まず38種類のレメディーの中から、一番適したレメディーを見つける作業からはじめましょう。
特定が難しければ、かかえている問題を平易な言葉で表現してみることをおすすめいたします。
7つの感情のカテゴリーが役立つはずです。
どの感情カテゴリーが一番ピッタリするかがわかれば、そこからどのレメディーが適しているかを詳しく見ていきます。
1 恐れと不安(ミラムス、レッドチェストナット、アスペン、ロックローズ、チェリープラム)
2 内心の不確かさと不安定(レスキューレメディー、レスキュークリーム、スクレランサン、ワイルドオート、セラトー、ボーンビーム、ゲンチアナ、ゴース)
3 他人を気にしすぎる(バーベイン、ロックウォーター、ビーチ、バイン、チコリー)
4 淋しさ(へザー,インパチエンス、ウオーターバイオレット)
5 人や周囲を敏感に気にする(ウオールナット、セントーリー、アグリモニー、ホリー)
6 失意と絶望(ラーチ、エルム、オーク、クラブアップル、パイン、ウィロー、スイートチェストナット、スターオブベツレヘム)
7 他人の幸せに関心を持ちすぎる(ハニーサックル、クレマチス、ホワイトチェストナット、ワイルドローズ、チェストナットバット、オリーブ、マスタード
1 アグリモニー 精神的苦悩や肉体的苦痛、内に隠された苦悩や悲しみのレメディー 心の平和と平穏を取り戻す
陽気でおどけたしぐさをして飼い主を笑わせることが大好きで、その反面家庭内の争いごとや変化に敏感に察知し、飼い主が滅入っているとこのタイプのペットも落ち込んでしまいますが、不安でいっぱいでも陽気におどけたり・健気に飼い主のご機嫌をとろうとします。
痛みを長期間伴った状況・痛みを隠していると思われるとき・苦痛の表情のとき、ガンや重症な疾患の状況、家庭内環境のストレスで自分の足を噛んだり神経質になり噛みつきやすくなるとき・糞尿をかけはじめたときなど
2 アスペン いきなりやってくる不安感、体の震え、早い呼吸、発汗、失禁、心細そうな目、耳や尻尾が下に向く、こそこそとした行動様式などに見られる、原因がわからない恐怖感や不安感のレメディー
呼吸をノーマルな状態に快復。筋肉の緊張を解きほぐす方向に働きかける。
はっきりとした理由なく突然甲高い声をあげたり、息切れをしたり、動揺した様子を見せるときなど、恐怖の対象がなく、おびえるようすがある動物。
外出を嫌がる動物に。
パニックからの循環器機能不全など健康状態に異常をきたした動物のために。
自分の体を嘗め回し、人間に触れることを否定する猫や迷惑なマーキングの矯正に。
クンクン鳴いたり震えたり落ち着きのない行動。
すぐに吠える、首輪抜けをする、外に出ようとしてドアや壁を引っ掻く犬のために。
飼い主が外出する様子をみてパニックをおこす犬にも。
アスペンは一般的に理由の分かった恐怖のためのミラムスと共に投与されます 。
シェルターから受けついだ不安感や恐怖感にはアスペンと共に劣等感改善の薬効をもつラーチと共に投与が効果的。
環境の変化に追いつけない動物(引越し・ペットホテル・ペットシッター)にウオールナット(環境の変化のストレスに効果)と共に投与。
3 ビーチ 批判的で不寛容の状態のレメディー
心の平和と平穏を取り戻す
人間や他の動物・事象や状況を受け入れられない不寛容なところがある動物。
車に乗るのを嫌がる。
特定の家に入りたがらない。
リードに繋がれるのを嫌う。
日課の変化に順応性をもたない。
他の動物が近づくことを許さない短気な動物。
すぐ不機嫌になったり迷惑がったりする動物に。
神経質で頑固な性質をもち年をとってから関節炎になった動物に。
注意力散漫で視覚・聴覚・触覚などの刺激に敏感な動物に。
感覚への刺激や天候の変化に順応性がなくなった動物に。
芝生などの環境性の物質に対してアレルギーを示すようになった動物に。
ちょっとしたことで唸ったり・吠えたり・噛み付いたり・攻撃性のある犬に。
筋肉の緊張やこりをほぐすように働きかけ、病気の発生の危険を減少させる。
過敏やアレルギーの治療にも効果をもつことが立証されている。
ビーチ・ホリー・ヴァイン・ウイローはみな同じ行動様式に働きかけます。
4つは一緒に用いられます
4 セントーリー やさしく思いやりがあり、従順で指令や命令を良く聞き、暴れることは滅多にない。誰にでもなつく。我を張ることのない猫。主にメスが非常に精神的に不安定で飼い主の後を追いかけまわし飼い主を舐め続ける。言いなりになったままの状況、弱い意志のレメディー
言いなりになったままでいない、個体性、そして抵抗を回復。
一人でいることを拒否するなど常に飼い主を喜ばせようとする動物に。
服従的な態度をとり、尿を漏らす。
働かされすぎて疲れた動物に。
食餌の変化に非常に敏感に反応して病気になりやすいなど周りの環境に対して非常に弱い抵抗力をもつ動物に。
病後・非常に弱い健康状態にある動物に。
急性疾患や事故のあとの回復期にある動物に。
虐めにあうすべての動物に。
肝臓疾患のために長期間理想的な食餌ができないために体重減少のとき。
お腹の調子が悪いときなど体が衰弱する病気を患う動物に。
病後衰弱の動物の強化剤として(オリーブとオークの併用により耐久力をつける)。
5 セラトー 個人的な確信がなく、自発性を欠いている。そしてその意見に頼りがち。他のまねをしがちな性質のためのレメディー
自己確信、自信、自発性の回復
すべてを人間に頼りきり、自発的には何もすることができない動物に。
コマンドを聞き入れ他のことが気が散らないようにするため。
同種の動物を異種としてみなす動物に。
いつまでも幼獣のような行動癖を残す動物に。
先天的に自信を持たない動物のために。
6 チェリープラム コントロールの効かない行動様式、精神錯乱、心の制御を失っている状態のレメディー
落ち着きの取り戻し、セルフコントロール。心の平和と平穏を取り戻す
ヒステリー・凶暴になる・コントロールが効かない怒りや乱心、恐怖のせいで完全なパニックに陥り、自分を含め他にも危害を及ぼす可能性のある基本的に神経質な動物に。
攻撃的で意地悪くよそう不可能な行動をする動物に。
破壊的な行動が赤い染料や食物添加物によって触発される動物に。
自分の体を噛んで傷つけたり、執拗に体を舐めるなど自己破壊傾向をもつ動物に。
失禁や体の機能のコントロールを失った状態にある時に。
出産後子供を殺したり食べたりしてしまうような母獣に。
再発した恐怖感の改善に。
精神運動発作、発作の持病をもつ動物に。
極端な非痛感または苦痛感を感じているすべての動物に。
状況や行動によって安楽死が考えられるほど凶暴になった動物に
寄生虫や感染症や耳ダニによって気が狂いそうになっている動物に。
病院や嫌なことをされると大騒ぎする動物に。
家具やカーペットなどを破壊し自己破壊の傾向がある動物に。(ほとんどの場合単独で用いることはなく理由のわからない恐怖に対して働きかけるアルペンと共に使用される)
7 チェストナットバット経験から学ばず、同じあやまちの繰り返すレメディー
過ちを繰り返さないように深いレベルにはたらきかけ経験から教訓を得て進歩すつ手助けをする。
学習能力にかけ同じような失敗を繰り返し新しいことがなかなか覚えられない。トイレの使い方を教えても忘れてしまう動物に。
8 チコリー 所有欲・利己心。所有欲が強くプラス面ではとても人懐こい愛すべきペットで、側に座り注意を引き、常にかわいがってもらいたがり足にからみついたり・どこでもついてくる動物。過激な独占欲、まとわりつく行動癖、異常に注意を引きたがる性質の自己中心的な愛にはたらきかけるレメディー
ノーマルな保護本能と思いやることができる性質を回復。
飼い主がいなくなると破壊的になったり、部屋を汚したり騒いだりする動物に。
飼い主がどこにも行かないようにするため吠え・ビッコをひく・吐く・噛むような動物に。
注意を異常に引きたがる異常行動に。
異常なほど保護本能をもつ動物に。
乳離れをした幼獣にいつまでも乳を与えようとしたりする母獣に。
短気・鳴き続ける・注意をひきつけるためにカーテンやシーツに悪さをする
飼い主がいないと不安を感じる動物や自分の毛を抜くなど自己破壊や下痢や嘔吐心拍数や呼吸数の上昇など(レスキューレメディーを併用し、連続的な強迫観念のためのホワイトチェストナットを投与)。
9 クレマチス 空想癖・現実逃避、異常なほどボーッとしている。現在進行形の事態に興味を示さない状態のレメディー
機敏さ・集中力を回復。
眠ってばかりの動物。
無反応で何事にも興味を示さずつまらなそうな動物に。
注意の足りない動物に。
退屈を感じている動物に。
触ると体温が冷たいと感じるほどのショックに。
疲労・気を失う・意識不明・意識喪失・脳震盪・癲癇のために倒れた後に。
手術後の歩行の補助や眠気や無関心の予防。
術後回復の援助。
記憶障害や老衰などの早期老化に活力を与えるために。
調教の難しい犬(チェストナットバットと組み合わせることも可)。
10 クラブアップル 不潔、感染症、毒性のレメディー
清潔を取り戻し品位を回復。
過剰なほどに毛づくろいや毛を噛む動物やそれが原因で引き起こされた皮膚トラブルのすべてに。
エサを食べたがらない動物に。
清潔癖がある動物が下痢・失禁・腎臓病を伴っているときに。
自らの排泄物と共にケージに入れられた動物に。
病気や発作のため不意の失禁や排泄をする際に。
便秘に。
腫瘍・ニキビ・湿疹・皮膚炎・フケ・肉芽腫・疥癬・スケール傷などのような慢性・急性の皮膚病に。
ノミやダニなどをもつ動物やそれを宿しやすい体質の動物に。
体内寄生虫に。
皮膚のコンディションはいいのに脱毛が目立つ動物に。
皮膚の絡みが目立つ動物に。
食餌や栄養に変化があったときに。
糖尿病の疾う動物にダイエットをさせる際に。
絶食の最中に。
食糞症の動物に。
体内毒素の排泄や肝臓病を患う動物に。
体内浄化を図ろうと草やハーブを食べる動物に。
アレルギーに。
腫瘍や傷の洗浄に。
病気の動物に与える解毒剤や洗浄剤として。
長期間使用されるステロイドや抗生物質・さまざまな副作用が心配される副腎機能障害など慣習的治療薬と平行して行われる治療の一部として。
感染症の心配や手術の前に予防薬として。
内臓に毛がたまるなどの障害物に対して。スタッドテイルを患う猫に。(ウオーターバイオレットと混合して目や耳や皮膚についた異物を取り除く際に用いられる)(内服、スプレー液、入浴剤としてクリームに混ぜても使用できる)
11 エルム 欠点を補うレメディー
能力・効率性や抵抗性を回復
視覚やや聴覚に障害を持ちながら労働をする動物に。
関節炎や子供のいる家庭に居住する年老いた動物のために。
他の多数の猫と食器を共にして食餌をしなければならない猫に。
調教をされ調教終了後にも非常に厳しい日課を強いられる犬に。
すべてのワーキングドックに。(持続力を改善するオークと共に用いることができ、自信喪失を改善するラーチとも用いる)
いつもは頼れるボスタイプの犬がパニックを起こしたときに。
育児放棄の母犬に。
12 ゲンチアナ すぐに落胆させられやすい、意気消沈、病後衰弱、食欲不振のレメディー
忍耐力をつける方向に働きかけ、食欲を増進させる。絶望感の改善
飼い主や同居動物の死により病気になった動物に。
家庭内の動乱で落胆した動物に。
シェルターやケンネルに収容されている動物に。
病気療養中に病気がぶり返すときに。
薬を混ぜると食餌を拒否する動物に。
鬱血性心不全を患う動物が食餌を受けつけない時(ゴースとの使用が可能)。
外傷がないのにもかかわらず体重が減って太らない動物に。
猫白血病の猫に。(ゲンチアナは多くの場合、強壮剤としての効果を補強するゴーストとともに用いる。)
13 ゴ―ス 徹底的に意気消沈状態のレメディー
忍耐力を回復させ、忍耐とバイタリティーを回復。 落胆しやる気のなくなった動物に。
無気力・無関心・元気のなさを示す動物に。
幼獣を亡くしてしまった母獣に。
シェルターで長年暮らしていた動物に。
やる気のなさを示して肥満した犬に。
(ガンや白血病の治療に用いられるゲンチアナの効力を相乗作用的に強化する方向に働きかけ、飼っている動物が死に至る病気で苦しんでいる飼い主のたまにも効果を発揮。)
14 ヘザー 注意を引こうとして騒ぐ、ひとりぼっちの孤独のレメディー
冷静さを取り戻す。
騒がしくでしゃばりで破壊的で注目を引くことを渇望する動物に。
コマンドを聞き入れない動物に。
注目を引こうとして喉をゴロゴロ言わせるミャーミャー鳴く猫や片時も側を離れない猫に。
吠えたりキャンキャン鳴いたり遠吠えを過剰にする犬に。
唸ったり飼い主のいうことを聞き入れない犬に。(へザーとチコリーは相互的に相性が良く治療のより良い効果が期待できる)
15 ホリー 懐擬心、悪意、復讐心のレメディー
忍耐性の回復に。
地位や注目の喪失に激しく反応し、攻撃性や懐擬心、反抗的な態度、短気になって不機嫌になる動物に。
飼い主から受ける治療に不満を感じるような動物に。
非常に明確な憎悪や嫌悪をもつ動物に。
群れの仲間と仲良くできない動物に
蕁麻疹や喘息の発作、非常に重度のアレルギー、急な発熱、激しい痛みや重度の感染症などきわめて重度の急性の病気や、体への負担が心配される疾患に。
正しいレメディーかどうか自信がないときに不機嫌になる動物や短気になる動物に。
飼い主や子供に噛みつく気質をもった犬に。
絶え間なく吠えたりして自分に注目を集めようとすつ動物に。
16 ハニーサックル ホームシックや新しい環境への順応に苦労をしているときのレメディー
現在の環境に順応性を回復
やつれや落胆し、家を離れるとやせたり貧弱になる動物に。
飼い主と一緒に1日を過ごすのを嫌がる動物に。
ホテルなどでやつれる動物に。迷子や救助でもらってきた動物が新しい環境順応できないとき。
前に住んでいた家に帰り続ける動物に。
年老いた動物に再び活力を与えるために。
重度な病気を克服した後に、新しい形の健康を与えるために・再発防止のために。
外出が可能な場所から不可の場所に引っ越して外に出れなくなった猫にや窓際にすわって飼い主を待ち続ける猫や、ドアが開くのを待つような猫に。
異なった環境では排泄をしようとしない犬に。(ウオールナットと混合して住居環境や新しい飼い主に順応するように働きかける)(ロックウオーターと混合して順応性を高めるように働きかける)
17 ホーンビーム 疲れや衰弱が理由で物事を上手く処理することができない状態のレメディー
元気を回復
強制的におとなしくさせられている動物に。
病後抱えてほしいと要求する動物に。
病気の症状が午前中には良いが午後には悪化する動物に。
ガンを患う動物のために毎日続ける治療法として。
ワーキングドックが長時間働いたあとに。
パルボウイルスなどのような体を衰弱させる病気から回復中の犬に。
(オリーブと混合したものは、動物が疲れていたり気だるそうな様子を見せていた状態によい。特にその理由がはっきりしていない場合)
18 インパチェンス 欠点を補うレメディー
能力・効率性や抵抗性を回復
調教の際に興奮して失敗をおかすような落ち着きのない動物に。
外出や帰宅やリードからの開放や食べ物や飲み物を待ちきれないような動物に。
イライラして落ち着きがなく体重が沿うかせず増えてもすぐ痩せてしまう動物に。
態度がトゲトゲしく神経質な動物の緊張を解くために。
治療が必要なほど短気な動物に。
皮膚炎・かゆみ・湿疹に。
過敏性腸症候群や消化不良や胃腸障害や疼痛、摂取した食べ物とは関係ないと思われる嘔吐や下痢の症状に。
痛みの治療に(筋肉の緊張をほぐす)。
(結果をすぐに知りたい場合に適している)
19 ラーチ 自信喪失の改善、ためらい、失敗を恐れることへのレメディー
自信を回復させ、再チャレンジ精神を回復
動物の自信がくじけるような状況ならどんなものでも。
過去に肉体的や精神的なダメージを受けたことのある動物に。
気の弱い動物に。
病気への抵抗力が低い動物に。
シェルターに入所するすべての動物に。
複数の家庭猫の中で弱い立場にいる猫に。
尿をそこら中にひっかけはじめた猫に。
新しい種類のフードを食べようとしない猫に。
拾ってきた猫に。
(自信をなくしている場合に効果を発揮する)
20 ミムラス 原因のわかった恐怖感。はにかみ、臆病さのレメディー
勇気を回復
冷たさ・暗い場所・水・痛み・電話・車の音・雷雨・掃除機・入浴・花火・狭い場所に閉じ込められること・他の動物・男性・獣医・トリミングなどに恐怖を抱く動物に。
落ち着きのなさ・あちこちウロウロし口の角に泡をふいている・キュンキュン鳴く・耳を後方に寝かせる・震える・鼻を鳴らす・鼻孔を広げている・荒い息をする・フラフラしている・固縮しているなどの様子をみせている動物に。
心臓の病気の治療薬として。
21 マスタード 特にこれといって理由のわからない憂鬱感のレメディー
平穏を回復させ落ち込んだ気分を元気にさせる。
急性の病気に。
ほんの少量のみが使用される。理由は動物が意気消沈している理由がはっきりしない一方、本当は解明させなければならない理由が一般的にあるから。
問題は動物の住む環境よりも内部にあることがあり、その場合はマスタードの効力は期待できない
22 オーク ふだんは強くて勇気のある動物の、ストア主義、復元力の欠落、持久力のためのレメディー
復元力、持久力、強さとスタミナの回復。
生き残るために闘いを余儀なくされる動物に。
いつもは強くて勇気のある動物が病気や逆境に対して闘う気力をなくしている場合に。
働きすぎで心身共に疲れている動物に。
疲労や虚弱を隠す動物に。
次から次へとひっきりなしに新しい病気を患うことが長期間継続している動物に。
強さを必要としている病気と闘う動物に。
卓越した逆境や苦悩を乗り越えようとがんばる猫に。
重度の心臓病を抱えていても行動し続ける猫に。(オリーブと混合された場合、疲れの伴う疾患に効果的)
(オークは数あるオールターナティブ療法の選択がなくなり、体を衰弱させる末期疾患を患う動物のために飼い主が有効な治療法の探索を止めようとしないときに動物と飼い主に効果的)
23 オリーブ 完全な心身疲労、過労のレメディー
強さを回復させ、再生力を回復させる
衰弱、病弱、心身疲労している動物に。
貧血を伴う動物に。
発作によって体が疲労しきっている動物に。
長期間の病気を患った後、長時間眠り続ける動物に。
手術後の回復期に。
ジステンバーのような難病にかかり回復に膨大な時間とエネルギーを必要としている動物に。
年老いた動物に元気をつけさせるために。
出産により体が衰弱し精神的緊張感に耐えられない動物に。迷子になった動物に自活力を与えるときに。猫白血病を患う猫に。(ホーンビームとの相性が抜群)
24 パイン 罪悪感や悔根の情のレメディー 積極性を回復
動物も自負の念を感じることがあるが、人間の早合点から間違って与えてしまいがちなレメディー)
(いつも叱られ続けて罪悪感を植えつけられた動物に必要だが、動物同士のあいだで生まれがちで対人間で自責の念が生じることはあまりない。
25 レッドチェストナット 過度の恐怖感、他にあてた不安感、過保護な状態のレメディー
他を信頼する、非常に落ち着いた行動を回復させる
自分の子供や飼い主の子供について過度に関心を示す動物に。
過度の気遣いを示す動物に。
子供にいつまでも乳離れしない母獣に。
飼い主の安全に過度の心配をする動物に。
他の動物や人間を自分の子供に近づけさせない母獣や一時的または永続的に自分の子供と別れる母獣に。
(一般的に不安感や恐怖を治療するレメディーと共に用いる。特にアスペンやミムラスと共に併用)
26 ロックローズ 過度の恐怖感、他にあてた不安感、過保護な状態のレメディー
能力・効率性や抵抗性を回復
パニック恐怖を感じているときに。
非常に高いレベルの恐怖を示している状態に。
外出することを恐れる動物に。
麻酔以外には動物をなだめることができないであろうという時の緊急の場合に。
意識もうろうや意識不明が伴う日射病や熱射病のときに。
激しく興奮した猫に。
(ビーチと併用することにより優勢的で攻撃的な態度をもつ動物の性質改善に効果を発揮する)
27 ロックウォーター 極度の恐怖やパニック、最大限の恐怖のレメディー
勇気の回復。度胸をつけて冷静な態度を回復
強情な性格に、関節炎に。
柔軟性の欠如や日課の変化に関連したストレスに。
優勢な行動癖に。コマンドを聞き入れない犬に。
リードをつけるのを嫌がる犬に。
ひとつのエサだけで新しいものを食べようとしない猫に。
(ロックローズと混合されることで動物が抱える重度の恐怖感を緩和)
28 スクレランタス 優柔不断とアンバランスのレメディー
安定性と心の平穏を回復させる
行動様式が両極端で優柔不断な性格をもった動物のために。
体温の上下・病状の変化・病状の改善から悪化などという激しい上下する病状や理由のわからない病気に苦しむ動物に。
オロオロした態度をみせる動物に。内耳障害がありバランス感覚を失っている動物に。
乗り物酔いをする動物に。ホルモンのバランスの崩れに。
(糖尿病でインシュリン注射を受けている犬はスクレランタスから恩恵を受けることがある)
29 スターオブベツヘレム 様々な形の精神、感情、または精神的なショックへのレメディー
精神、感情、心身的な静寂を取り戻す
事故後や衝撃的な出来事のあとや悲しみのあとにくるショックに。
長年続いた虐待や飢えなどの心の痛手に。
極度な感情的苦痛、重度の肉体的苦痛からくるショックに。
麻酔の後や手術のあとに。ショックや外傷が原因で引き起こされた糖尿病などの健康状態やアレルギーに。
(精神的外傷の遮断や即効性な治癒効果を期待して、こめかみ・鼻・歯ぐき・気を失った動物の口などにつけて用いることもある)
30 スイートチェストナット 激しい精神的苦痛のレメディー
苦痛に対する忍耐力・持久力の回復
重度の慢性疾患や心理的な障害に苦しむ動物に。
強制的に収容された動物達に。
食べ物を受け付けなくなり餓死寸前の動物に。
耳や皮膚の問題が原因で自らを傷つけてしまう猫や犬に。
(忍耐力をつける方向に働かせるオリーブのようなレメディーと共に用いられることが一般的)
(皮膚病にはスイートチェストナットの溶液をスプレーやローションとして用いられる)
31 バーベイン 過剰な意気込みと努力、衝動的行動のレメディー
自制心の回復
リラックスすることができない動物に。
ついついやり過ぎる神経質で筋肉痛の持病をもつ動物に。
異常に活発な動物に。厚かましい動物に。活発性過度に。
骨折など完全な治癒を図るため安静を必要とした動物の管理に。緊張気味で動き続け一
箇所にじっとしていない猫に。
(チェストナットバットと混合すると脅迫的な行動の治療に効く)
32 バイン 欠点を補うレメディー
良いリーダーシップ、リーダーの品格を回復させる
動物や人間に対して縄張りを争って優勢の立場を確立しようとして攻撃的になる動物に。
フードやオモチャをガードしたり自分の縄張りを攻撃的な態度で守ろうとする動物に。
他の猫や人間に攻撃性を示して遊びの最中も縄張りを示そうとする猫に。
(クラブアップルとの併用は便秘に良い効果をもたらすことがある)
33 ウォールナット新しい境遇や状況になじまないときのレメディー
変化を受け入れる能力を回復させる。動物の生命の推移をやわらげる。
交尾期前にあるメスの動物に。
妊娠中の動物に。去勢後に。
歯の生え変わりや乳離れの時期に。
ライフスタイルに大きな変化があったときに。
生活環境に大きな変化があったときに。
長い旅に出かける前の動物に。
視覚や聴覚など身体的機能に支障をきたした動物に。
食生活や環境の変化に反応してアレルギーを起こすようになった動物の皮膚病発疹期の治療に。
病院に長期入院している動物に。
麻酔の前後に。
安楽死の前に。(ハニーサックルとともに過去に経験した苦い思い出を遮断するために用いられる)
34 ウオーターバイオレット よそよそしい態度、控えめな態度のレメディー
社交性を回復
他とのかかわりを好まない傾向にある動物に。
単独行動をするこを好み他と距離をおく動物に。
まわりの出来事に無関心な態度を示す動物に。
目や皮膚に付着した異物の除去に。
(病気の猫に投与すると内に秘めた耐性と治癒力を強化するようだ)
(クラブアップルと共に目や耳や皮膚などに付着した異物除去の際のヘルプになる)
35 ホワイトチェストナット 夢中になった状態や不眠症のレメディー
休息できる力を回復させる
すべての脅迫観念的な行動に。
いつまでも体を舐めている、皮膚や肉球を血が出るほど、体を掻き続けるなど
(掻きすぎたことで発症した皮膚病は食餌や生活環境の変化により改善することもあるが、ウォールナットとの混合が良い)
(ストレスにより掻く場合には、アスペンとミムラスを混合が良い)
(ノミが原因の場合にはクラブアップルとの併用が良い)
睡眠中にずっと体を動かし続ける動物に。
出産中に落ち着きがないときに。
子獣をずっと移動させる動物に。
季節病のように周期的にやってくるアレルギーやリュウマチ障害に。
36 ワイルドオート 方向性欠如のレメディー
エネルギーと可能性を回復させる
ワーキングアニマルとペット両方の役割をもった動物に。
重度の想像妊娠をするメス犬に。
37 ワイルドローズ あきらめそして服従、やる気のなさのためのレメディー
生命力と生きる意志を回復させる
非常に重大な症状をもつ動物に。長期間体を衰弱させるような病気を患う動物に。
いつも絶望的に悲しそうにしている動物に。
動きたがらず活力を欠いている動物に。
目立った理由もなく完全に食欲をなくしている動物に。
生きる喜びを完全になくしているようにみえる動物に。
シェルターに収容され帰る家がない動物に。
(甲状腺の病気によってエネルギーや元気をなくしている猫にはクラブアップルとの併用が効果が期待できる)
38 ウィロー 意地悪さと陰鬱さのレメディー
良い気質の回復
癇癪もちや陰鬱な動物に。飼い主を困らせるためにベッドで放尿したり、飼い主の所有物を破壊したりする傾向のある動物に。
39 レスキュー応急措置や緊急時に活躍するレメディー
5種類のレメディーを組み合わせている(インパチェンス、クレマチス、チェリープラム、ロックローズ、スターオブベツレヘム)
レスキューレメディーの緊急時の使用例 (治療に用いて成功した獣医により作製)
◆腎臓結石 結石が排出されるまで、2〜4時間おきに3滴ずつ投与
◆出血 衰弱やイライラしている様子が見られる場合には2滴ほど経口投与
◆呼吸停止がみられる場合 5分おきに2滴ずつ歯ぐきにすり込む。鳥の場合にはくちばしの先に1滴ずつ垂らす。
◆やけど 30分おきに2滴ずつ舌に垂らす。
◆チョーキング(窒息) 2滴を歯ぐきにすり込むと喉頭をリラックスさせる。
◆疼痛 15分おきに2滴を投与。
◆糖尿病 1日2回3滴ずつ投与。
◆銃創 5分おきに2滴ずつ投与。
◆骨折 30分おきに2滴ずつ投与。
◆心不全 心臓停止が見られる場合には、心臓が動き始めるまで5分おきに2滴ずつを歯ぐきにすり込む。
◆熱射病 10分おきに2滴ずつ投与し、すぐに獣医師に診せること。
◆神経過敏 5分おきに2滴ずつ投与。
◆鼻血 15分おきに2滴ずつ投与
◆膵炎 1日4回それぞれ2滴ずつ投与。
◆体のしびれ 5分おきに2滴ずつ投与。
◆毒害 獣医師の診察を受けるまで、5分おきに2滴ずつ投与。
◆猛毒による噛み傷(ガラガラヘビ) 5〜10分おきに2滴ずつを経口的に投与
◆激しい痒み 15分おきに2滴ずつ投与。
◆くしゃみ 15分おきに2滴ずつ投与。
◆急に倒れた場合 5分おきに2滴ず歯ぐきに塗りこむ
◆傷 5〜10分おきに2滴ずつ投与。
注意
レスキューレメディーは、獣医学的ケアにとって代わるものではなく、無期限の治療効果をもつものでもありません。
動物が受けたショックを乗り越える援助はしますが、さらなる治療が必要かもしれないため、なるべく早急に獣医師の診断を請いましょう。
事故や咬傷などによるショックの緊急治療、彼ら自身を落ち着けるために用いることができます。
最愛のペットが死の病に冒されていることを宣告された飼い主にも効果的です。
液体のものはストレスや精神的外傷に伴ういかなる症状にも使用可能で、大小の鳥、動物、魚などが経験する精神的外傷の前後は勿論発症中にも効果があります。
動物が神経質なとき、パニック状態にある時、イライラしている時など動物が冷静を取り戻せるようにするため何度でも投与ができます。
手術の前後や事故の後にも同様に用いることができます。
これは動物のストレスを軽減するために有効で、見知らぬ人が家に入ってくると異常に興奮する動物や動物病院訪問の際、人間同士の喧嘩、雷雨、中の良い動物や人間との別れなどに対して、鎮静薬ではない平穏効果をもたらします。
また、衰弱したり負傷した動物、難産、生まれたばかりの動物、手術後や麻酔後のリカバーの際にも使用されます。このほかにも、厳しい自然環境の被害を受けたとき、病気怪我に関連したストレス、競技に出場する動物でストレスを感じているものたちに。
状態に合わせて単独でも他のレメディーと混ぜても使用できます。
水で薄めて飲ませるのが一般的ですが、必要であれば塗ってもかまいません。
意識を失っていて、あるいは非常に弱っていて口から飲ませられないときは外用して下さい。
この場合、唇を湿らせ、足裏や胃やお腹のあたり、鼻や耳に擦りこむと良いでしょう。
これらの部分は身体の中でもっともデリケートなのでレメディーをすばやく吸収します。 |