このような素材は犬猫にとって疑問です。
@ 糖分
ビートパルプシュガー(ビートパルプ)、蔗糖=Sucrose(食卓砂糖)、コーンシロップ(コーンスターチに由来)、グルテンミール(副産物であり甘い澱粉質)、糖蜜がペットフード業界に最も多く使われている甘味料です。
コーンシロップは効果的な湿潤剤として認証され知られています。
これは粘り気と弾力性をもたらし、ペットが食欲を増してガツガツ食べるのを狙ったものとしてよく知られています。
よく考えられNATURALですが、これらの素材はペットに混乱を引き起こします。
これらはテーブルシュガーのように、麻薬的に作用し、すい臓や副腎に過大なストレスを与え、糖尿病の原因になります。
コーンシロップやグルテンミールは健康的な材料とは程遠いもので、特にこれらはビタミン・ミネラル・蛋白質・脂肪が欠けていて意味のないカロリーを供給するだけです。
それが他の大事な栄養素の効果を弱めてしまいますし、インシュリンと消化液の酸の産出を刺激し過ぎます。
これらは、蛋白質、カルシウム及び他のミネラルの吸収能力を阻害し、これらの栄養素の吸収を助ける腸内有用微生物の成長を阻害するため、身体は自らの骨と器官組織からこれらの栄養素を奪って補おうとします。
これらの不均衡は体重の問題、特に吸収不良の問題に主に関与しています。
この状態は栄養素の不足から体が支障をきたすまで、何年にも渡って気づきません。
これはしばしば、慢性アレルギー、過敏性腸症候群、全体的に不健康な状態、攻撃的、活動亢進など行動上の問題、体重過多・過小・抑制の効かない食欲、気難しいなどの兆候となって現れます。
ガン、酷い関節炎や、繰り返し感染症を起こす免疫の低下や器官の疾患などはもっとすすんだ状態です。
甘味料は、体重と糖尿病の問題とも関連しています。
キャットフードメーカーは、ドライフードに飛びつかせるために甘味料に依存しています。
猫は新鮮な獲物を好むため、自然とドライフードを避けたがります。
多くの猫がジャンクフードから健康的で砂糖を含まないものに切り替えるのに、2-3週間かかる理由はそこにあります。
糖分を含んだ繊維質素材(ピーナツ殻やセルロース)や、糖分を含ませたペットフードを毎日ペットに与えることは、副腎にものすごく負担をかけることになり、結果的に副腎の機能が低下してしまいます。
それは、アレルギー性の症状を増々悪化させることになるのです。
繊維質の材料として知られている繊維質の材料として使われるピーナツの殻は、安価で大量に発生しますので、肥満用やダイエット用によく使われています。
セルロースや食物繊維という言葉は、リサイクルのおがくず、ボール紙など、酷い材料に由来していることを隠すために今日よく使用されています。
これらの信じられない程、粗悪な材料は慢性の便秘を引き起こすことでなく、腸の繊細な組織にダメージを与えます。
●副腎の強化
Iトリプトペット
Bコンプレックス
ビタミンB12、アミノ酸のトリプトファン(セロトニン→メラトニンに変換、ビタミンB6も必須)神経の安定化。
A ビートパルプ
これは、砂糖大根から砂糖を製造した後に残る副産物です。
現在はサトウキビからでなく、殆どは砂糖大根から作り出される白砂糖です。
それは、大量にビートパルプ=副産物が残ることを意味し、ビートパルプの殆どは繊維質であり、栄養的価値はゼロに等しく、噛むと甘みが残っています。
これは、砂糖大根には多量の糖分が含まれているためですが、フードメーカーによっては、糖分を除去していると表記されているものもありますが、例え絞りカスであっても糖分は残っているのです。
また冷静に考えればわかりますが、元々が使用する価値のない副産物に多額の糖分完全除去加工費を払ってまで使用する意味があるのかと疑問が大きくわいてきます。
その加工費を良質な繊維質の購入費にすれば良いのですが・・・・。
つまり、ビートパルプ=副産物は、非常に安価で、甘味があるのでペット達が良く食べる、増量材としての使用目的もあります。
(表示の順番も比較的前の方に記載)
ビートパルプは、コマーシャルフードに良く使用されている増量剤です。
※カリウム欠乏を招くこともあります。
B プロピレングリコール
便の形態で判断できますが、この科学物質の表示はされてないでしょう。
この科学物質をフードと一緒に食べたとしたならば、便の形は小さく、硬く、乾燥した糞の状態を見せるでしょう。
そして、これは処理しやすいので、楽と受け止め、更にはフードが消化しているので品質的に良いと思われていることでしょう。
それらの糞の処理を簡単にしたいというニーズに合わせて、前述のような糞をするように考えられたフードが多く出現しています。
(パッケージに、便が少なくなるとの表記のフードもあります。)
プロピレングリコールという化学物質は、甘味成分(有毒な化学物質で不凍液も同じ物質から作られる)、及び製品の構造と水分の保持剤として多くの製品に添加されています。
この湿潤剤は、水分と結びついてバクテリアの増殖を抑えることから、保存料としてペットフードに使われた場合には、賞味期限を5年間も保つことが出来て、缶詰に至っては無期限に保つといわれています。
しかし、バクテリアの増殖を抑えることは、消化器官に必要で栄養素の吸収を助けてくれる有用微生物まで抑制してしまいます。
また、消化器官の水分までも奪ってしまいますので、腸閉塞や癌性の腸障害など消化器官の深刻な問題の原因ともなります。
もし、あなたの犬猫の便の形状が小さく、硬く、乾燥したものであったならば、より多くの老廃物(毒素)は取り除かれずに体内に残っていることを示すものです。
便の内容は、食物のカスや消化されない繊維質、剥がれ落ちた腸の細胞、腸内細菌、水分などですから、消化吸収が良いから便が少ない(小さい)という意味は成り立ちません。
C 大豆
大豆と表示してありますと、納豆や豆腐をイメージし、非常に栄養価に富んでいると誤解をされてしまいます。
犬は、大豆の消化ができませんので、消化器官にガスを発生させて鼓腸症の原因となって、多くの犬が犠牲になっています。
しかし、製造メーカーは、犬は大豆を消化できないことを知らない(?)
例え知っていて、もコマーシャルフードを作るには、大豆は格好の利益素材である、からでしょう。
大豆と表示されていると、全粒大豆と勘違いされていませんか?
その場合には、全脂か全粒と表示されます。
コマーシャルフードの素材の大豆は、大豆油メーカーや大豆製造メーカーから出る絞りカスが多く使われているのです。
残りカスでは、期待できる栄養素は殆ど含まれず、必須アミノ酸のリジン不足が考えられます。
このリジンは犬にとって、重要な栄養素ですが、他の素材の小麦のタンパク(グリアジン)やトウモロコシのタンパク質(ゼイン)などの穀物ではリジンが欠けているので、健康上の問題が強く懸念されます。
リジンの働きとして、体内のカルシウムをより効果的に使って、骨を保護することと、コラーゲンの生成にも役立つものです。
リジンの働きは、
▲糖の代謝をスムーズにして疲労を回復させる
糖の代謝が上手く働かないときは、血糖値が高くなり、副腎への負担が大きく、炎症を抑えることができずアレルギー性皮膚炎の悪化につながります。大豆タンパクは分子が高い為に吸収できずアレルゲンとなります。
▲ 肝臓の機能を高めて脂肪酸の利用を助ける
肝臓機能の低下は脂肪酸の利用度が高いので、外見的には肥満の状況がみられるでしょう。
消化の段階では、噛み、消化(酵素と酸による分解)、排出(不要物の除去)であり、大豆は豆腐のように加工=予備消化されていなければ消化システムは対応できないのです。
● 大豆は長い時間過熱してはじめて予備消化されますが、予備消化されていて、酵素による分解に相当する加工がされているから消化できるのですが、フード製造過程の紛砕と熱加工では殆ど消化されません。
コマーシャルフードには、大豆製品の残りカス以外には、汚染、カビ、損傷などにより人間に消費できないものであり、それは蛋白質含有量の数値合わせと増量のために使用されているのです。
●猫は大豆を利用できる生き物ですが、全脂大豆=高品質のひきわり全脂大豆でなければなりません。
D 塩
塩や食塩の表示のある製品も多くあります。
塩分は欠くことのない栄養素ですが、人間と違い犬猫は通常塩分をさほど多く必要としていない動物です。
塩分過剰摂取は、体内の体液の9%という生理食塩濃度のバランスが崩れるために、異常に喉の渇きをおぼえて、水を大量に飲んでしまいます。
異常に体内に入った水分は体液70%を超えてしまいますので、尿として排出しなければなりません。
この繰り返しで、心臓と肝臓に多大な負担をかけて、心臓病、高血圧、腎臓病、腸の炎症などの発現となってしまいます。
塩分は生物の組織に必要な要素ですが、殆どの材料には含まれているはずで、それら自然のバランスのもとに含まれるナトリウムは細胞の健康に重要なものです。
しかし、自然のバランスを崩してしまう塩の添加は病気にさせてしまう何者でもありません。
塩の添加目的は、水分を多く取らせて尿を多く排出させることと、食いつきが良くなり、長期保存が可能になるという意図があるのでしょう。
ナトリウムは、カリウムとのバランスが上手く取れてはじめて一緒に働いてくれるのです。
体の水分調節と心肺リズムの正常(カリウムは細胞内、ナトリウムは細胞外で働く)に保ってくれます。
ナトリウムが多く添加されれば、それはカリウムの激減を招く恐れがあり、また尿の量が多ければそれもカリウムの欠乏を招きます。
よくパンやハム・チーズなどを与えている方がいますが、それらは人間用であり犬猫にとっては、過剰な塩分、ナトリウムの摂取につながり、神経や筋肉の機能が損なわれてしまいます。(後ろ足がV字のようになる)
食後すぐに水を飲ませることは、消化不良や水溶性のビタミンを早く排出させてしまい、又、胃拡張、胃捻転の原因ともなります。
優れたペットフードは、ナトリウムが自然素材に含まれているものを使用していますので、塩を添加することを否定しています。 |